アート自習室を始めます

アート自習室のこと

初めまして、クリエイティブコバコの小林れいと申します。

2004年、26歳でラッピングコーディネーターとして独立後、小売店のコンサルタント及びラッピング専門店の経営者として、18年自営業をしております。

ただ、幼児~中学生まで地元でイジメを受けていたことや、家庭環境が劣悪で、自己肯定感が低く、25歳までは希死念慮に囚われ、辛い日々を送っていました。10代後半で鬱と診断され、長らく投薬治療していた経験もあります。

就職氷河期卒で、職が安定しなかった20代前半から一念発起、起業をして自分の得意なこと、人に喜ばれることをすることにより、20代後半からは精神も安定し、30代には結婚、2児に恵まれ出産、という、昔では考えられなかった穏やかな日々を送ることができています。

そんな中、40代なかばになり、子供の同級生や、友達の子供が、かつての私のように、学校に行きにくくて困っている状況を見ることも増えました。

雑談の中で聞いた話はこんな声。

子供が学校に行き渋るので、仕事に行けない。

毎日子供とふたりっきりなので、衝突したり、お互い発散する場所がない。

子供は大事だが、時に距離をおきたい。

安心して子供を預けられる場所がない。

そこで私になにかできることはないかと考えたのが、学校に行きにくい子どもたちが自己肯定感を高める場所を作れないかということ。

現在の仕事もありますし、いきなりすべてのものをなげうって、子供向け事業を始めるにはリスクがあります。また、子育て中ではありますが、自分の子と数人の友達しか知らない私が、子供向けのサービスができるわけがない。

そこで、2022年4月より、武蔵野美術大学の通信教育課程で、教職と学芸員の免許取得に励みつつ、9月から2つの小学校で、支援級でのボランティアを開始。

今回、自分が経営するラッピング専門店で、予約を受けていない時間帯を、自習室と言うかたちで提供することを始めます。

何かを教える「教室」のような形にすることも考えました。もしかすると、いずれそうするかもしれません。
が、まずは自習室という形から始めたいと思います。

アートというくくりはあるものの、自宅や学校ではないところで、好きなことをする。教師と、親以外の大人と接するのも貴重な経験ですし、今までずっと自宅にいた子供が、新しい場所に行くのは勇気がいること。

鑑賞されず、見守られながら、時に雑談をし、自分や自分の自信を取り戻す場所になってほしい。

私自身、「幸せで経営者のお母さん」のイメージがついてきた今、自分の過去を開示し、このような場所をつくることに不安もありますが、学校に行きにくいお子さんや、それに悩む保護者の方、また誰かの勇気になればと思っています。

という願いから、今回アート自習室を始めます。どうぞよろしくお願いします。

代表 水町(小林)れい

コメント

  1. こんにちは、これはコメントです。
    コメントの承認、編集、削除を始めるにはダッシュボードの「コメント」画面にアクセスしてください。
    コメントのアバターは「Gravatar」から取得されます。

タイトルとURLをコピーしました